FE EXAM

ターンアラウンドタイム(全完了までの時間)

処理を投入してから、すべての結果が返り終わるまでの時間。

INTERACTIVE VISUALIZATION
待ち時間
処理
出力
フェーズ
idle
ターンアラウンドタイム
レスポンスタイム
シナリオ
ステップ1 / 6
STEP 1/6ジョブを投入する前まだジョブ(=コンピュータにまとめて依頼する処理のかたまり)を投入していない状態です。横軸は時間の流れを表します。左の投入時刻から右の完了時刻まで、どれだけ時間がかかるかを追っていきましょう。
時間 →0ms待ち時間(順番待ち)処理(演算・実行)結果の出力投入最初の応答全完了
計測のしかた
ターンアラウンドタイム = (全結果が出た時刻) − (投入した時刻)
            = 600ms − 0ms = 600ms
= 待ち時間 + 処理時間 + 出力時間(すべて含む)
レスポンスタイム = (最初の応答) − (投入) = 150ms
解説

📌
ターンアラウンドタイムとは

投入全完了ターンアラウンドタイム

ターンアラウンドタイムとは、処理(ジョブ)を投入してから、すべての結果が返り終わるまでの総時間のことです。途中の待ち時間・処理時間・出力時間をすべて含んだ、トータルの所要時間を表します。

身近な例で考えると、クリーニング店に服を出してから、仕上がって受け取るまでに似ています。受付に出した瞬間からストップウォッチを押し、洗濯の順番待ち・洗濯そのもの・仕上げを経て、すべて終わって手元に戻ってきたら止める。その全体がターンアラウンドタイムです。

上のツールで▶ボタンを押すと、ジョブ投入から待ち時間・処理を経て、全結果が出終わった瞬間にターンアラウンドタイムが確定する流れを確認できます。

📐
計測方法

ターンアラウンドタイムは、投入時刻と全完了時刻の差で求めます。

ターンアラウンドタイム = 全完了時刻 − 投入時刻

この値は、内訳として次の3つを合計したものでもあります。
待ち時間:自分の番が来るまで順番待ちする時間
処理時間:演算・実行そのものにかかる時間
出力時間:結果を書き出す・返す時間

バッチ処理(=大量のデータをまとめて一括処理する方式)の評価でよく使われます。「夜にジョブを投入し、朝までに全部終わってほしい」といった場面で、全部終わるまでの時間こそが重要だからです。たくさんのジョブの値を平均した「平均ターンアラウンドタイム」も、システム全体の早さを比べる目安になります。上のツールの計測のしかたで、3成分の合計になっている様子を確認できます。

⚖️
レスポンスタイムとの違い

投入最初の応答全完了レスポンスターンアラウンド

どちらも同じ「投入時刻」からスタートしますが、止める位置が違います。ターンアラウンドは「全部終わるまで」、レスポンスは「最初の反応まで」です。

項目ターンアラウンドタイムレスポンスタイム
測る区間投入〜全結果完了投入〜最初の応答
重視する場面バッチ処理対話的な操作
例での値600ms(より長い)150ms

ターンアラウンドタイムはレスポンスタイムを内側に含む、より大きな時間です。Web画面のクリックのように「すぐ反応してほしい」操作ではレスポンスタイムを、夜間バッチのように「朝までに全部終わってほしい」処理ではターンアラウンドタイムを重視します。上のツールの最終ステップで2本の区間を見比べてみてください。

練習問題

🎯
基本情報技術者 練習問題

Q1.ターンアラウンドタイムの説明として最も適切なものはどれか。
A.ジョブを投入してから、すべての結果が返り終わるまでの時間
B.ジョブを投入してから、最初の応答が返り始めるまでの時間
C.単位時間あたりに処理できる件数
D.CPUが計算だけにかかった時間
Q2.ターンアラウンドタイムに含まれないものはどれか。
A.順番待ちの待ち時間
B.処理(演算・実行)の時間
C.結果を出力する時間
D.ジョブを投入する前の準備時間
Q3.ターンアラウンドタイムとレスポンスタイムの関係として正しいものはどれか。
A.ターンアラウンドタイムはレスポンスタイムより必ず短い
B.ターンアラウンドタイムはレスポンスタイムを内側に含み、通常はより長い
C.両者は常に等しい
D.レスポンスタイムは全結果まで、ターンアラウンドタイムは最初の応答までを測る

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