リクエストを送ってから最初の応答が返り始めるまでの時間。
レスポンスタイム(応答時間)とは、リクエスト(=処理してほしいという要求)を送ってから、最初の応答が返り始めるまでの時間のことです。利用者が「反応の速さ」として体感する時間そのものです。
身近な例で考えると、レストランで注文してから料理が運ばれ始めるまでに似ています。注文を伝えた瞬間からストップウォッチを押し、最初の一皿が出てきたら止める。その間がレスポンスタイムです。全コースを食べ終わるまでの時間とは別ものだという点に注意してください。
上のツールで▶ボタンを押すと、リクエスト送信から待ち時間を経て、最初の応答が返り始めた瞬間にレスポンスタイムが確定する流れを確認できます。
レスポンスタイムは、2つの時刻の差で求めます。難しい計算は必要ありません。
レスポンスタイム = 応答開始時刻 − 送信時刻
計測の手順は次のとおりです。
・① 送信時刻を記録:リクエストを送った瞬間の時刻をひかえる(計測スタート)
・② 応答開始時刻を記録:最初の応答が返り始めた瞬間の時刻をひかえる(計測ストップ)
・③ 引き算:②から①を引いた値がレスポンスタイム
注意したいのは、あくまで「最初の応答まで」を測る点です。全データが届くまでではありません。たくさんの利用者の値を測って平均をとった「平均レスポンスタイム」は、システムの速さを比べる目安としてよく使われます。上のツールの計測のしかたで、送信時刻と応答開始時刻の差を確認できます。
どちらも同じ「送信時刻」からスタートしますが、どこで止めるかが違います。レスポンスタイムは「最初の応答まで」、ターンアラウンドタイムは「投入から全結果が出るまで」を測ります。
| 項目 | レスポンスタイム | ターンアラウンドタイム |
|---|---|---|
| 測る区間 | 送信〜最初の応答 | 投入〜全結果完了 |
| 意味 | 反応の速さ | 全部終わるまでの早さ |
| 例での値 | 100ms | 400ms(より長い) |
同じ処理でも、ターンアラウンドタイムはレスポンスタイムを内側に含む、より大きな時間になります。対話的な操作(Web画面のクリックなど)では「反応の速さ」が大事なのでレスポンスタイムを重視し、夜間バッチのようなまとめ処理では「全部終わるまで」が大事なのでターンアラウンドタイムを重視する、と使い分けます。上のツールの最終ステップで2本の区間を見比べてみてください。