ホストOSの上にハイパーバイザを置いて仮想マシンを動かす方式(Type 2)。
ホスト型とは、WindowsやmacOSなどの「ホストOS」の上に、ひとつのアプリとして仮想化ソフト(ハイパーバイザ)を入れ、その上でゲストOSを動かす方式です。Type 2とも呼ばれます。
ここでホストOSとは「土台になる、もともと入っているOS」のこと、ゲストOSとは「その上の仮想マシンで動く、お客さんのOS」のことです。上の図のように、下から「ハードウェア → ホストOS → ハイパーバイザ → ゲストOS」と4段に積み上がります。
身近な例で考えると、自分のパソコンに音楽プレイヤーやブラウザを入れるのと同じ感覚で、仮想化ソフトをインストールするイメージです。そのソフトの中で、もう1つ別のOSが動くわけです。
Type 2には次のような特徴があります。
・導入が手軽:いま使っているOSにソフトをインストールするだけで、すぐに仮想マシンを作れます。専用サーバを用意する必要がありません
・オーバーヘッドがある:ゲストOSの処理がホストOSを経由するため、ハイパーバイザ型(Type 1)より一段ぶん遅くなります(オーバーヘッド=余分にかかる処理負荷のこと)
・ホストOSの影響を受ける:ホストOSが重いと仮想マシンも重くなります
代表的な製品には次のものがあります。
・VMware Workstation
・Oracle VirtualBox
ホスト型は手軽さが武器なので、次のような場面でよく使われます。
・個人開発:開発者が自分のPC内に本番に近い環境を作って試す
・検証環境:新しいソフトや設定を、本番に影響させず安全に試す
・別OSを試す:Windowsの中でLinuxを動かすなど、1台のPCで複数OSを使い分ける
上の図のように、普段使っているWindowsの中に「仮想のLinux」や「仮想の別OS」を作れるので、パソコン1台で複数のOS環境を持ち歩けるのが大きな魅力です。一方で、たくさんの仮想マシンを安定して大量に動かすサーバ運用には、より高速なハイパーバイザ型(Type 1)が向きます。
Q1. ホスト型(Type 2)仮想化の構成として正しいものはどれか。
Q2. ホスト型(Type 2)の特徴として最も適切なものはどれか。
Q3. ホスト型(Type 2)の製品例として適切なものはどれか。