FE EXAM

集中処理システム(1台に集約する構成)

1台の大型ホストにすべての処理を集約するシステム構成。

DIAGRAM
ホスト(処理を担当)
端末(入出力のみ)
大型ホスト(メインフレーム)計算 / DB / 業務処理データ保管一括管理端末 1画面表示・入力端末 2画面表示・入力端末 3画面表示・入力端末 4画面表示・入力端末は入出力のみ。処理はすべて中央のホストが行う
解説

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集中処理システムとは

ホスト端末端末端末端末

集中処理システムとは、1台の大型コンピュータ(ホスト)にすべての処理を集約する構成のことです。ホスト=中心となる大きなコンピュータのことで、メインフレーム(企業の基幹業務を担う大型機)が代表例です。

利用者が触れる端末(画面とキーボード)は、入力を送ったり結果を表示したりするだけで、計算そのものは行いません。計算・データ保管・業務処理はすべて中央のホストが引き受けます。

身近な例で考えると、一人の料理長がいる厨房に似ています。注文(端末からの入力)はすべて料理長(ホスト)に集まり、調理(処理)も料理長が一手に引き受けます。ホール係(端末)は注文を取り料理を運ぶだけ、という役割分担です。

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メリット(管理が楽)

1か所だけ守ればよい更新バックアップセキュリティ

集中処理の最大の利点は、管理・運用が1か所に集約され、扱いやすいことです。守るべき対象がホスト1台に絞られるため、人手も手間も節約できます。

具体的には次のような作業が、ホスト1台に対して行うだけで済みます。
バックアップ:データを1か所でまとめて取れる
セキュリティ対策:守る対象が1台なので一括で守れる
ソフトの更新:ホストを更新すれば全端末に反映される
データの一貫性:データが1か所にあるので食い違いが起きにくい

端末が何台に増えても管理する本体は1台のままなので、運用の手間が台数に比例して増えないのも利点です。図書館で本(データ)を1か所の書庫にまとめておけば、整理も貸出管理もしやすいのと同じ考え方です。

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デメリット(単一故障点)

ホスト故障停止停止ホストが止まると全端末が使えない

最大の弱点は、ホストが故障するとシステム全体が止まってしまうことです。処理が1台に集中しているため、その1台が倒れると代わりがいません。

この「そこが壊れると全体が止まる1点」を単一障害点(SPOF=Single Point Of Failure)と呼びます。集中処理ではホストがまさに単一障害点になります。橋が1本しかない島で、その橋が落ちると島全体が孤立してしまうのと同じです。

もう1つの弱点は性能の限界がそのままシステムの限界になることです。
性能の頭打ち:ホストの処理能力以上の仕事はこなせない
負荷の集中:利用者が増えるとホスト1台に負担が集中する
拡張のしにくさ:能力を上げるにはホスト自体を高性能機に置き換える必要がある

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練習問題

Q1.集中処理システムの構成として最も適切なものはどれか。

Q2.集中処理システムの利点として適切なものはどれか。

Q3.集中処理システムの単一障害点に関する記述として適切なものはどれか。

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