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信頼性成長曲線(ゴンペルツ曲線)

テストの進行に伴うバグ累積件数の収束を表す曲線。

INTERACTIVE VISUALIZATION
序盤
中盤(急増)
収束
フェーズ
idle
累積バグ件数
0
飽和値(上限)
シナリオ
ステップ1 / 6
STEP 1/6グラフの軸を確認するテスト工程で見つかったバグ(=不具合)の「累積件数」をグラフにします。縦軸はこれまでに見つかったバグの合計、横軸はテストの経過日数です。テストを進めるほどバグの合計はどんどん増えていきますが、増え方には特徴的なパターンがあります。
050100150200累積バグ02468101214
S字を描く3つの時期
序盤:ゆっくり立ち上がる(傾き小)
中盤:急激に増える(傾き最大)
終盤:鈍化し飽和値へ収束(傾き0に近づく)
解説

📌
信頼性成長曲線とは

飽和値序盤中盤終盤

信頼性成長曲線とは、テストを進めるにつれて見つかったバグ(=不具合)の累積件数が、どのように増えて最後は収束していくかを表した曲線です。テストを重ねるほどソフトウェアの信頼性が「成長(向上)」していく様子を表すので、この名前で呼ばれます。

身近な例で考えると、部屋の片づけで見つかる「いらない物」の数に似ています。片づけ始めは少しずつ、途中でどんどん出てきて、最後は探してもほとんど出てこなくなる。この「だんだん出尽くしていく」感覚が信頼性成長曲線です。

上のツールで▶ボタンを押すと、累積バグ件数が序盤・中盤・終盤と形を変えながら飽和値(上限)に収束していく様子を確認できます。

📈
ゴンペルツ曲線の特徴

信頼性成長曲線の代表的な形がゴンペルツ曲線です。アルファベットの「S」のような形(S字曲線)を描くのが最大の特徴で、傾き(増え方)が3つの時期で変化します。


序盤:テスト環境の準備や慣れの問題で、バグの発見はゆるやか(傾きが小さい)
中盤:テストが軌道に乗り、次々とバグが見つかって急増(傾きが最も急)
終盤:見つけやすいバグが出尽くし、伸びが鈍る(傾きが小さくなる)

やがて曲線は飽和値(これ以上はほぼ増えない上限の値)に近づき、水平に寝ていきます。直線でもなく、ずっと急増し続けるのでもなく、「ゆっくり→急→ゆっくり」と変化して頭打ちになる、というS字の動きを押さえておきましょう。

収束判定

収束(ほぼ水平)

収束とは、テストを続けても累積バグ件数がほとんど増えなくなり、グラフが水平に近づいた状態のことです。曲線が飽和値に張りついて平らになったら、収束したと判断します。

収束したということは、これ以上テストしてもバグがほとんど出てこないということです。つまりソフトウェアの品質が一定の水準に達したと考えられ、テストを終える(リリースしてよい)かどうかの判断材料になります。

逆に、テスト終盤になっても曲線がまだ急に上がり続けている場合は、まだバグが潜んでいる可能性が高く、収束していないと読みます。この場合はテストを続けたり、原因を調べたりする判断につながります。曲線の「寝具合」で品質の達成度を見る、というのが収束判定の考え方です。

練習問題

🎯
基本情報技術者 練習問題

Q1.信頼性成長曲線(ゴンペルツ曲線)が表すものとして最も適切なものはどれか。
A.テストの進行に伴うバグ累積件数の収束を表す曲線
B.CPUの処理速度の向上を表す曲線
C.プロジェクトのコストの増加を表す曲線
D.ネットワークの通信量の変化を表す曲線
Q2.ゴンペルツ曲線(信頼性成長曲線)の形状の特徴として正しいものはどれか。
A.一定の傾きでまっすぐ右肩上がりに伸びる直線
B.序盤ゆっくり・中盤急増・終盤鈍化のS字を描く
C.急に立ち上がってすぐ水平になるL字を描く
D.上がったり下がったりを繰り返す波形を描く
Q3.テスト工程における「収束」の判断として最も適切なものはどれか。
A.累積バグ件数の伸びがほぼ止まり、グラフが水平に近づいたとき
B.バグが急激に増え続けているとき
C.テストを始めた直後
D.1件もバグが見つかっていないとき

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