実際のインターネットで使われている4層の実装ベースモデル。各層の役割とデータの流れを可視化
TCP/IPモデルは、実際のインターネットで使われている4層の実装ベースのネットワークモデルです。OSI参照モデルの7層を実用的な4層に簡素化し、すべてのインターネット通信の基盤として機能しています。
荷物の配送に例えてみましょう。荷物を箱に入れる(アプリケーション層)→伝票を貼る(トランスポート層)→住所を書く(インターネット層)→配送トラックに積む(ネットワークインターフェース層)。各段階で情報が付加され、受取人の元では逆順に開封されます。
なぜこのモデルが重要なのでしょうか? RFC(インターネット標準仕様)、ソケットプログラミング、クラウドインフラのすべてがこのモデルに基づいています。Google、AWS、Netflixのインフラも、この4層で構成されています。ネットワークエンジニアやバックエンド開発者にとって、TCP/IPモデルの理解はネットワーク障害の診断やパフォーマンスチューニングの基礎となります。
上のツールで「TCP/IPモデル 4層」シナリオを再生すると、4つの層の役割と代表的なプロトコルが確認できます。
Webブラウザでページにアクセスしたとき、データがTCP/IPの各層を通って送信される4つのステップを追いかけます。各層でヘッダーが追加(カプセル化)され、受信側では逆順にヘッダーが除去(脱カプセル化)されます。
対応関係
| TCP/IP | OSI参照モデル | データ単位 |
|---|---|---|
| アプリケーション層 | 第7層 アプリケーション 第6層 プレゼンテーション 第5層 セッション | メッセージ |
| トランスポート層 | 第4層 トランスポート | セグメント |
| インターネット層 | 第3層 ネットワーク | パケット |
| NIC層 | 第2層 データリンク 第1層 物理 | フレーム |