FE EXAM

VR(バーチャルリアリティ)

コンピュータが作る仮想空間に入り込んだように体験させる技術。

DIAGRAM
仮想空間
現実
現実のユーザーHMD頭を動かすと…視点を送信仮想空間(CGの世界)視界が連動して動く
解説

📌
VRとは

HMD仮想空間に入り込む

VR(バーチャルリアリティ=仮想現実)とは、コンピュータが作り出した仮想の空間に、あたかも自分が入り込んでいるかのように体験させる技術です。視界いっぱいにCG(コンピュータで作った映像)の世界が広がり、現実の風景は見えなくなります。

身近な例で考えると、ゲームの中の世界に頭ごと飛び込むイメージです。テレビ画面ごしに眺めるのではなく、自分が主人公としてその場に立ち、振り向けば後ろの景色も見える──そこまで没入できるのがVRの特徴です。

上の図解では、左の現実のユーザーがHMD(ゴーグル型の装置)を装着し、右の仮想空間に没入している様子を表しています。「現実の景色を遮断し、仮想だけを見せる」のがVRだと覚えておきましょう。

📌
仕組み(HMD等)

VRを実現する中心的な装置が、頭にかぶるHMD(ヘッドマウントディスプレイ=頭に装着する映像表示装置)です。VRは主に次のしくみで成り立ちます。
HMD:両目の前にディスプレイを置き、視界全体に映像を映す
立体視:左右の目に少しずれた映像を見せ、奥行きを感じさせる
ヘッドトラッキング:頭の向きや動きをセンサーで検知する
視界の連動:頭を動かした方向に、仮想空間の映像も追従して変わる

ヘッドトラッキングとは、「頭の動きを追いかける(トラッキング)」しくみのことです。上を向けば空が見え、後ろを振り向けば背後の景色が見える──このように頭の動きと映像がぴったり一致することで、本当にその場にいるような感覚(没入感)が生まれます。

上の図解で「頭を動かすと → 視点を送信 → 視界が連動して動く」という流れを表しています。手に持つコントローラで仮想空間の物をつかんだり動かしたりできる製品も多く、視覚だけでなく操作の面でも没入を高めています。

📌
AR/MRとの違い

VRとよく一緒に出てくるのがARMRです。「現実をどれだけ見せるか」で区別すると整理できます。

用語現実の見え方特徴
VR見えない(遮断)完全な仮想空間に没入
AR見える(主役)現実に情報を重ねる
MR見える(融合)現実と仮想が相互作用

VRは現実を完全に遮断して仮想世界だけを見せ、AR(拡張現実)は現実の風景に情報を重ねて表示し、MR(複合現実)は現実と仮想の物体が互いに影響し合います。「現実が見えないのがVR、見えるのがAR・MR」とまず覚えると区別しやすいでしょう。

✏️
練習問題

Q1. VR(バーチャルリアリティ)の説明として最も適切なものはどれか。
Q2. VRで頭の動きに合わせて視界の映像を連動させるしくみを何というか。
Q3. VRとARの違いについて正しい説明はどれか。

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