FE EXAM

ベクター画像(ベクトル画像)

点や線を座標と数式で記述し、拡大しても劣化しない画像形式。

INTERACTIVE VISUALIZATION
ベクター
座標・数式
ビットマップ
フェーズ
idle
表示倍率
1x
形の記述
座標+数式
シナリオ
ステップ1 / 5
STEP 1/5数式で描いた図形これはベクター画像で描いた円です。画素(マス目)の集まりではなく、「中心の座標」と「半径」という数式の情報だけで形を持っています。まずは等倍で見てみましょう。
ベクター 1x
ポイント
・形を 座標と数式で持つ(画素ではない)
・表示のたびに数式から描き直す(再計算)
・拡大しても なめらかなまま劣化しない
解説

📌
ベクター画像とは

r中心 + 半径 = 円の数式

ベクター画像とは、点や線を座標と数式で記述する画像形式のことです。「ベクトル画像」とも呼ばれます。たとえば円なら「中心の座標と半径」、直線なら「2点の座標」といった数値だけで形を持ちます。

身近な例で考えると、「点Aから点Bまで線を引く」という設計図(指示書)に似ています。実際に描くときは、その指示に従ってその場で線を引き直します。マス目を塗ったビットマップ画像とは、形の覚え方がまったく違うのです。

上のツールで▶ボタンを押すと、数式で描いた円を拡大しても、なめらかさを保ったまま表示される様子を確認できます。

数式記述の利点

等倍拡大してもなめらか

形を数式で持つことの最大の利点は、表示するたびに数式から描き直す(再計算する)点にあります。半径の数値を大きくして描き直すだけなので、どれだけ拡大してもふちはなめらかなままです。

数式で記述することには、ほかにも次のような利点があります。
拡大・縮小に強い:何倍にしても劣化しない(ジャギーが出ない)
データ量が小さい:少ない数値だけで複雑な図形を表せる
編集しやすい:座標や色をあとから自由に変えられる

「絵そのもの」ではなく「絵の描き方(レシピ)」を保存していると考えると分かりやすいです。レシピさえあれば、大皿にも小皿にも同じ料理をきれいに盛り付けられる、というイメージです。

🎯
用途(アイコン・ロゴ等)

ロゴアイコンAaフォント

拡大・縮小しても劣化しないという性質から、ベクター画像はサイズを変えて使い回す図形に向いています。代表的な用途は次のとおりです。

アイコン:スマホの小さい表示でも、大きなポスターでもくっきり
企業のロゴ:名刺から看板まで同じデータで使い回せる
文字フォント:どんな文字サイズでもなめらかに表示
地図・図面:拡大して細部を見てもガタガタにならない

一方で、色合いが複雑な写真の保存には向きません。写真のように1画素ごとに色がばらばらなものは、数式で表すのが難しいためです。そうしたものはビットマップ画像(JPEGなど)を使います。代表的なベクター形式にはSVGがあります。

練習問題

🎯
基本情報技術者 練習問題

Q1.ベクター画像の説明として最も適切なものはどれか。
A.画素の集まりで色情報を持つ画像形式
B.点や線を座標と数式で記述する画像形式
C.音声を波形で記録した形式
D.圧縮率が必ず100%になる画像形式
Q2.ベクター画像を拡大したときの特徴として正しいものはどれか。
A.ふちが階段状(ジャギー)になる
B.データ量が必ず2倍になる
C.数式から描き直すため、なめらかさを保てる
D.色数が自動的に半分になる
Q3.ベクター画像が特に向いている用途はどれか。
A.色合いが複雑な人物写真の保存
B.アイコンや企業のロゴなど、サイズを変えて使う図形
C.録音した音楽の保存
D.CPUの処理速度の計測

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