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シンプソンの公式(放物線で数値積分)

区間を放物線で近似して定積分の値を求める数値積分法

INTERACTIVE VISUALIZATION
関数 f(x)
放物線近似
シンプソン近似値
2.666667
真値(解析解)
2.666667
誤差
0.00e+0
被積分関数
分割数 n(偶数)4
220
放物線の枚数: 2(n/2)/ 刻み幅 h = 0.5
プリセット
SIMPSON — 分割数 n = 4(放物線 2 枚)区間を 4 等分し、3 点ごとに放物線で近似してその面積を足し合わせます。分割数 n を増やすほど近似値は真値に近づきます。
a=0b=2
計算の内訳

各放物線の面積 = (h/3)(f₀ + 4f₁ + f₂) h = 0.5
パネル1: (h/3)(0 + 4×0.25 + 1) = 0.33333
パネル2: (h/3)(1 + 4×2.25 + 4) = 2.33333
合計 ≈ 2.666667

シンプソンの公式(放物線)
近似 2.666667 / 誤差 0.00e+0
台形公式(直線)— 比較
近似 2.75 / 誤差 8.33e-2
解説

📈
シンプソンの公式とは

面積 = 積分値ab

シンプソンの公式とは、定積分(=関数のグラフと x 軸で囲まれた面積)を、放物線で近似して数値的に計算する方法です。複雑な関数で「面積をきっちり式で求める」ことが難しいとき、コンピュータで近い値を得るために使います。

身近な例で言うと、でこぼこした土地の面積を測るのに似ています。土地を細かく区切り、各区画を「ゆるくカーブした形(放物線)」で近似して面積を出し、最後に全部足すと、全体のおよその面積が分かります。区切りを細かくするほど、本当の面積に近づきます。

計算式は次のとおりです(区間 [a, b] を 2 つに分けた最も基本の形)。

∫f(x)dx ≈ (h/3)(f(a) + 4f(中) + f(b))

上のツールで分割数 n のスライダーを動かすと、放物線の枚数が変わり、シンプソン近似値が真値(解析解)にどんどん近づいていくのが分かります。誤差の数字に注目してください。

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放物線近似の仕組み

f₀f₁(中)f₂3点を通る放物線

シンプソンの公式のポイントは、関数を「3 つの点を通る放物線」で代用するところにあります。直線(1 次式)ではカーブを表せませんが、放物線(2 次式)なら曲がった部分にぴったり寄り添えるので、近似の精度が高くなります。

手順は次の通りです。
区間を偶数個に等分:刻み幅を h = (b − a)/n とする(n は偶数)
3 点ごとに放物線を当てる:両端と真ん中の 3 点 (f₀, f₁, f₂) を通る放物線を作る
各放物線の面積を足す:1 枚分の面積は (h/3)(f₀ + 4f₁ + f₂)

「4」の意味:真ん中の点 f₁ の係数が 4 と大きいのは、放物線の面積を正しく出すための重み付けです。両端より中央を重視することで、ちょうど放物線の面積に一致します。区間全体ではこの重みが 1, 4, 2, 4, 2, …, 4, 1 と並びます。

例: ∫₀² x² dx(真値 = 8/3 ≈ 2.6667)
n=2, h=1: (1/3)(0 + 4×1 + 4) = 8/3 = 2.6667
→ 2次関数なので放物線で完全一致(誤差0)

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台形公式との比較

台形公式(直線)シンプソン(放物線)放物線の方がカーブにフィットする

数値積分には他にも方法があり、最もシンプルなのが台形公式です。台形公式は各区間を「直線(台形)」で近似します。仕組みは簡単ですが、曲線を直線で代用するため、カーブが強いところで誤差が出やすくなります。

一方シンプソンの公式は放物線で近似するため、同じ分割数でも台形公式よりずっと精度が高いのが特徴です。上のツールの「計算の内訳」で、両者の誤差を見比べてみてください。

台形公式シンプソンの公式
近似の形直線(台形)放物線(2次式)
分割数の条件任意偶数(2点で1放物線)
精度低め高い(同じ n でより正確)
正確に解ける式1次まで3次まで(誤差0)

まとめ:シンプソンの公式は「放物線で近似」「分割数は偶数」「係数は 1, 4, 2, 4, …, 4, 1」「台形公式より高精度」という特徴を持ちます。3 次式までなら誤差ゼロで積分できる点も、台形公式(1 次式まで)との大きな違いです。

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