FE EXAM

順列(順番を区別して並べる場合の数)

n個の要素から r個を取り出して順番に並べる場合の数(nPr)を、実際の並びを見ながら学びます。組合せとの違い(順番を区別するかどうか)も同時に確認しましょう。

INTERACTIVE VISUALIZATION
n個の要素 A, B, C, D
n(要素の総数)
4
r(取り出す個数)
2
順列 nPr(順番あり)
12
組合せ nCr(順番なし)
6
n(全体の要素数)4
18
r(並べる個数)2
04
プリセット
n と r を動かしてみてください。「1番目に何個、2番目に何個、…と各位置で選べる個数を掛け合わせる」のが順列の本質です。下の「計算プロセス」と「実際の並び一覧」で確かめましょう。
計算プロセス — 4P2
1番目
4
通り
×
2番目
3
通り
=
12
計算式
4P2 = 4 × 3 = 12
実際の並び一覧
A-B
A-C
A-D
B-A
B-C
B-D
C-A
C-B
C-D
D-A
D-B
D-C
解説

📌
順列とは

「順番を区別する」並べ方A → BB → A← 別物として数える「2人を順番に並べる」: 2P2 = 21番目: 2通り × 2番目: 1通り = 2

順列とは、n個の要素からr個を取り出して、順番に並べる場合の数のことです。重要なのは「順番が違えば別物として数える」点です。

たとえば「A, B, C」から2つ選んで並べると、A-BB-A別の並びとして数えます。これが順列と組合せの最大の違いです。

身近な例で考えると、かけっこで「金・銀・銅メダルを誰が取るか」を考えるのが順列です。1位と2位を入れ替えれば結果が変わるので、順番を区別する必要があります。

📌
nPrの計算式

nPr = n × (n−1) × … × (n−r+1)n から始めて、1ずつ減らしながら r 個掛ける例: 5P3 = 5 × 4 × 3 = 60

順列の計算式は「位置ごとに選べる個数を掛けていく」と覚えるのが自然です。
1番目に置く: n個の中から選ぶ → n通り
2番目に置く: 残り (n-1)個から選ぶ → (n-1)通り
3番目に置く: 残り (n-2)個から選ぶ → (n-2)通り
・…これを r回繰り返す

公式の nPr = n! / (n-r)! も同じ意味です。n!(n × (n-1) × … × 1)から余分な後ろの部分を割り消すと、欲しい掛け算が残ります。

上のツールで n=5, r=3 を選んでみてください。1番目に5通り、2番目に4通り、3番目に3通り、それぞれが青いボックスで表示されます。これを掛け合わせた 5 × 4 × 3 = 60 が答えです。

📌
組合せとの違い

順列 nPr組合せ nCr
順番を区別するか区別する区別しない
公式n! / (n-r)!n! / (r!(n-r)!)
5P3 / 5C36010
典型的な問題金・銀・銅メダル
席に並ぶ順番
パスコードの並び
当選者の選び方
グループ分け
くじ引き

順列と組合せの関係: nPr = nCr × r! の関係があります。これは「組合せで選んだあと、選ばれた r個を並べ替える方法が r!通りある」と考えれば直感的です。

使い分けの判断基準:
・「順番がある」キーワード(順位、座席、並び、パスワード)→ 順列
・「順番がない」キーワード(選ぶ、組、組み合わせ、当選)→ 組合せ
・迷ったら、「ABとBAを区別するか?」と自問するのが早道です

上のツールで n=5, r=3 のときの順列(60通り)の一覧を眺めてみてください。ABC, ACB, BAC, BCA, CAB, CBA という6パターン(=3!通り)が出てくるはずです。組合せではこの6つは「{A,B,C}」という1つの組として数えられるので、5C3 = 60 ÷ 6 = 10通りになります。

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