アイコンやボタンを画面上で直接操作する視覚的なユーザインタフェース。
GUI(グラフィカルユーザインタフェース=絵を使った操作画面のこと)とは、アイコンやボタンといった絵を画面に並べ、それをマウスや指で直接操作する方式のことです。私たちが普段使うスマホやパソコンの画面は、ほとんどがこのGUIです。
身近な例で考えると、自動販売機のボタンに似ています。飲み物の名前を文字で打ち込むのではなく、絵や写真のボタンを押すだけで買えます。GUIも同じで、何をすればよいかが見た目で分かるのが大きな特徴です。
GUIという言葉は「グーイ」と読みます。上の図解には、GUIを構成する代表的な部品(ウィンドウ・アイコン・メニュー・ボタン)が1つの画面にまとめてあります。それぞれの色を手がかりに、次のカードで各部品の役割を見ていきましょう。
GUIは、いくつかの決まった部品の組み合わせでできています。代表的なものは次の4つです。これらは英語の頭文字をとってWIMP(ウィンプ)と呼ばれることもあります。
・ウィンドウ(Window):アプリごとに開く四角い枠。複数を並べて切り替えながら作業できる
・アイコン(Icon):ファイルや機能を表す小さな絵。クリックして開いたり実行したりする
・メニュー(Menu):操作の一覧。クリックすると候補がプルダウン(下に垂れる形)で表示される
・ポインティングデバイス:マウスやタッチパッドなど、画面上の位置を指し示す装置
これに加えて、押すと処理が始まるボタン、文字を入力するテキストボックス、複数から1つ選ぶラジオボタン、はい/いいえを選ぶチェックボックスなども、GUIでおなじみの部品です。
これらの部品は「見ればだいたい使い方が分かる」共通の見た目に統一されています。だからこそ、初めて触るアプリでも「これはボタンだから押せそうだ」と直感的に操作できるのです。
GUIと対になる方式がCUI(キャラクタユーザインタフェース=文字で操作する方式のこと)です。CUIは黒い画面に文字でコマンドを打ち込みます。両者を表で比べてみましょう。
| 観点 | GUI | CUI |
|---|---|---|
| 操作方法 | アイコンやボタンを直接操作 | 文字でコマンドを入力 |
| 分かりやすさ | 直感的で初心者向き | コマンドを覚える必要がある |
| 画面 | 絵を描くため負荷が大きい | 文字だけで軽い |
| 自動化・一括処理 | やや苦手 | 得意(手順を文字で記録できる) |
ざっくり言うと、GUIは「初心者にやさしい代わりに少し重い」、CUIは「覚えれば速くて軽い」という関係です。普段のスマホやパソコンの基本操作はGUI、サーバーの管理や同じ作業の繰り返し(自動化)はCUI、というように使い分けられています。
どちらが優れているということではなく、目的に応じて向き不向きがあると理解しておくとよいでしょう。多くの場面で両方が共存しており、同じパソコンの中にGUIの画面とCUIの黒い画面の両方が用意されています。