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相関係数(r)

2 つの変数の関連の強さを −1 から +1 の数値で表す指標。

INTERACTIVE VISUALIZATION
データ点(ドラッグ可)
平均線
データ数 n
8
x̄ / ȳ
4.50 / 4.58
相関係数 r
0.9980
強さ
非常に強い相関
プリセット
散布図上の点をドラッグすると、相関係数 r がリアルタイムで再計算されます。
散布図(点をドラッグして移動)
02468100246810ȳ12345678xy
−1(強い負)0(無相関)+1(強い正)
r = 0.9980非常に強い相関
計算式と内部値
r = Σ((x−x̄)(y−ȳ)) / (√Σ(x−x̄)² × √Σ(y−ȳ)²)
Σ(x−x̄)(y−ȳ)
40.800
Σ(x−x̄)²
42.000
Σ(y−ȳ)²
39.795
解説

🔗
相関係数とは

相関係数(Correlation Coefficient)は、2 つの変数 x と y の間にある線形(直線的)な関連の強さと向きを 1 つの数値で表す指標です。記号は r、または Pearson の相関係数と呼ばれます。

計算式は r = Σ((x−x̄)(y−ȳ)) / (√Σ(x−x̄)² × √Σ(y−ȳ)²)。分子は共分散(2 変数の連動の度合い)、分母は x と y それぞれの標準偏差の積です。共分散を 2 変数の単位(ばらつき)で割り算しているので、r は単位がなく、必ず −1 ≤ r ≤ +1 の範囲に収まります。

身近な例として「勉強時間とテストの点数」「気温とアイスクリームの売上」のような関係を数値化したい場面で使います。散布図に点を打ったときに、どれくらい1 本の直線に乗っているかを測る尺度だと思ってください。

📏
-1〜+1の意味

相関係数 r の値は −1 から +1 の間を取り、符号で「向き」、絶対値で「強さ」を表します。

r の値関連の特徴散布図の様子
r = +1完全な正の相関右上がりの直線にぴったり乗る
+0.7 ≦ r < +1強い正の相関右上がりの傾向がはっきり
r ≈ 0無相関(線形関係なし)点が雲のように散らばる
−1 < r ≦ −0.7強い負の相関右下がりの傾向がはっきり
r = −1完全な負の相関右下がりの直線にぴったり乗る

覚え方: x が増えたとき y も増えるなら正の相関(+)、y が減るなら負の相関(−)。r が ±1 に近いほど点が 1 本の直線に集中し、0 に近いほどバラバラに散らばります。

注意点: 線形性しか測れない
相関係数はあくまで「直線的な関係」の指標です。プリセットの「非線形(放物線)」を試すと、y = (x−4.5)² のような明確な関係があるのに r ≈ 0 になることが確認できます。r が小さい=関係がないではなく、「線形な関係はない」と読むのが正解。必ず散布図とセットで判断します。

⚠️
相関と因果の違い

統計を扱ううえで最も重要な戒めが 「相関関係は因果関係ではない(Correlation does not imply causation)」です。r が大きくても、x が y の原因とは限らない

有名な擬似相関の例

アイスクリームの売上 ↑ ⇄ 水難事故の件数 ↑(r は高いが、両者の真の原因は「夏になる=気温が上がる」)
消防車の出動台数 ↑ ⇄ 火災の被害額 ↑(消防車のせいで被害が増えるわけではなく、火災の規模が両方を引き起こす)

これらは第 3 の変数(潜伏変数 / 交絡因子)が両方に影響している擬似相関の典型例です。「強い相関があるから因果がある」と結論づけると、ビジネスでも研究でも大きな判断ミスにつながります。

因果を主張するには:
時間的順序(原因が結果より先に起きる)
第 3 の変数の影響を排除(実験では介入してランダム化、観察データでは交絡因子で調整)
メカニズムの説明(なぜ x が y を引き起こすかの理屈)
といった追加の根拠が必要です。

結論として、「相関係数が大きい=因果関係がある」とは言えません。「相関は因果の証拠にはならない」ことを常に意識してデータを読み解きましょう。

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