シアン・マゼンタ・イエロー・黒のインクを重ねて色を表現する減法混色のカラーモデル。
CMYKカラーモデルとは、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・黒(K)の4色のインクを重ねて色を作る方式のことです。CMYの3色を「色の3原色(インクの三原色)」と呼びます。
身近な例で考えると、白い紙に絵の具を塗り重ねるのに似ています。何も塗らなければ紙の白がそのまま見え、絵の具を重ねるほど暗くなっていきます。光を出さず、紙にインクを乗せて色を出すのが特徴です。
上のツールで▶ボタンを押すと、白い紙にC・M・Yのインクが1色ずつ重なって暗くなり、最後に黒(K)が加わる流れを確認できます。
減法混色とは、白い紙が反射する光をインクで吸収(=引き算)して色を作る方法のことです。インクを重ねるほど多くの光が吸収され、どんどん暗くなります。
CMYの2色を重ねると、次のような色になります。
・シアン + マゼンタ:青になる
・マゼンタ + イエロー:赤になる
・イエロー + シアン:緑になる
理論上はC・M・Yの3色をすべて重ねると黒になるはずですが、実際のインクでは光を完全には吸収しきれず、濁った焦げ茶色にしかなりません。そこで、はっきりした黒を出すために黒インク(K)を別に用意します。Kを使えば黒い文字や輪郭をくっきり印刷でき、色インクの節約にもなります。
RGBとCMYKは仕組みが正反対なので、使う場面も分かれています。自分で光を出す画面はRGB、紙にインクを乗せる印刷はCMYKと覚えましょう。
| 項目 | RGB | CMYK |
|---|---|---|
| 混色の種類 | 加法混色(光を足す) | 減法混色(光を引く) |
| 全部足すと | 白(明るい) | 黒(暗い) |
| 主な用途 | ディスプレイ・カメラ | プリンタ・印刷物 |
注意したいのは、RGBで表現できる色とCMYKで表現できる色の範囲は完全には一致しない点です。画面では鮮やかに見えた色が、印刷すると少しくすんで見えることがあります。これは、CMYKで作れる色の範囲(色域)がRGBより狭いためです。