FE EXAM

機能要件(システムが何をするか)

システムが提供すべき具体的な機能に関する要件。

DIAGRAM
機能要件
非機能要件
通販サイトを例にした機能要件(システムが何をするか)機能要件=システムが提供する具体的な機能会員登録メールとパスワードで登録できる商品検索キーワードで商品を探せるカート商品をカートに入れられる注文カートの商品を注文できる決済クレジットカードで支払える注文履歴過去の注文を確認できる非機能要件(参考)=どの程度の品質か3秒以内に表示24時間使える通信を暗号化同時1000人OK
解説

📌
機能要件とは

「〜できる」がそろうと機能要件ログインできる検索できる注文できる

機能要件とは、システムが提供すべき具体的な機能に関する要件です。「ログインできる」「商品を検索できる」のように、システムが何をするかを一つひとつ書き出したものです。

身近な例で考えると、家電製品の「できることリスト」に似ています。電子レンジなら「温める」「解凍する」「タイマーで止まる」といった機能が並びます。機能要件は、これと同じようにシステムの「できること」を列挙したものだと考えると分かりやすいです。

上の図解では、通販サイトの機能要件として「会員登録」「商品検索」「カート」「注文」「決済」「注文履歴」という具体的な機能を並べています。

📌
具体例

図書館システム蔵書を貸し出す勤怠システム出退勤を記録する

機能要件は、システムごとに「そのシステムが何をするか」を具体的に書き出します。通販サイトを例にすると、次のような機能が機能要件にあたります。
会員登録 / ログイン:利用者を識別する
商品検索:キーワードで商品を探す
カート / 注文:商品を選んで購入する
決済:代金を支払う
注文履歴:過去の注文を確認する

ほかのシステムでも考え方は同じです。
図書館システム:本を貸し出す・返却する・予約する
勤怠システム:出勤を打刻する・残業時間を集計する・休暇を申請する

書き方のコツは、「〜できる」という形にそろえることです。こうすると、システムに必要な機能が抜け漏れなくそろっているかを確認しやすくなります。

📌
非機能要件との違い

機能要件何をするか非機能要件どの程度の品質か両方そろって使えるシステムに

要件には大きく2種類あります。機能要件と非機能要件(=性能や安全性など機能以外の品質に関する要件)です。違いは次のとおりです。
機能要件:システムが何をするか(検索できる・注文できる)
非機能要件:その機能がどの程度の品質か(3秒以内に表示・24時間使える・通信を暗号化)

自動車にたとえると、「走る・曲がる・止まる」が機能要件「燃費がよい・故障しにくい・安全」が非機能要件です。機能だけそろっても、遅すぎたりすぐ壊れたりすれば実用になりません。

上の図解の右側に薄い青で示したのが非機能要件です。機能要件と非機能要件の両方がそろって、はじめて実際に使えるシステムになります。

練習問題

🎯
基本情報技術者 練習問題

Q1.機能要件の説明として最も適切なものはどれか。
A.システムが提供すべき具体的な機能に関する要件
B.システムの応答時間や同時接続数に関する要件
C.障害が起きても止まりにくいことに関する要件
D.データを暗号化して守ることに関する要件
Q2.通販サイトの要件のうち、機能要件にあたるものはどれか。
A.画面表示は3秒以内に完了すること
B.商品をカートに入れて注文できること
C.24時間いつでも利用できること
D.通信内容を暗号化すること
Q3.機能要件と非機能要件の違いとして最も適切なものはどれか。
A.機能要件は性能を、非機能要件は機能を定める
B.機能要件は「何をするか」を、非機能要件は「どの程度の品質か」を定める
C.機能要件は開発者が、非機能要件は利用者が決める
D.機能要件は文書化し、非機能要件は文書化しない

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