FE EXAM

RSフリップフロップ(Set / Reset)

セット(S)とリセット(R)の入力で出力を保持・変更する基本的なフリップフロップ。

INTERACTIVE VISUALIZATION
セット
リセット
保持
禁止
動作
idle
入力 S
0
入力 R
0
出力 Q
0
シナリオ
ステップ1 / 8
STEP 1/8RSフリップフロップとはRSフリップフロップは1ビット(=0か1のどちらか)の情報を記憶する回路です。S(セット)とR(リセット)の2つの入力で、出力Q(記憶している値)を操作します。まずは何も操作していない初期状態から見ていきましょう。横軸は時間の流れを表します。
SRQt0t1t2t3t4t5不定10
特性表(入力 S/R → 出力 Q)
SR出力 Q動作
00Q(保持)保持
101セット
010リセット
11不定禁止
解説

📌
RSフリップフロップとは

RS-FFSRQ

RSフリップフロップとは、1ビット(=0か1のどちらか)の情報を記憶できる回路のことです。S(セット)とR(リセット)という2つの入力で、出力Q(記憶している値)を操作します。

身近な例で考えると、押しボタン式の照明スイッチに似ています。「点ける(S)」ボタンを押すと点灯し続け、「消す(R)」ボタンを押すまでその状態を覚え続けます。どちらのボタンも押していない間は、いまの状態がそのまま保たれます。

上のツールで▶ボタンを押すと、S と R を時間順に変えていったときに、出力Qが「セット→保持→リセット→保持→禁止」とどう動くかをタイムチャートと特性表で確認できます。

🔀
Set/Reset動作

S=1, R=0セット → Q=1S=0, R=1リセット → Q=0

RSフリップフロップの基本は、S と R のどちらに1を立てるかで出力を切り替えることです。次の3つの動作を覚えましょう。

セット(S=1, R=0):出力Qが1になる。S はセット(set=設定する)の頭文字
リセット(S=0, R=1):出力Qが0になる。R はリセット(reset=消去する)の頭文字
保持(S=0, R=0):直前のQの値をそのまま覚え続ける

ポイントは、一度セットやリセットをした後、入力を0に戻しても値が消えないことです。これが「記憶できる」という性質の正体です。上のツールのセット直後に S を0へ戻しても、Qが1のまま保持される様子を確認できます。

🚫
禁止状態の意味

S=1, R=1Q が不定(禁止)

S=1, R=1 を同時に与えることは「禁止」とされています。これは「1を覚えなさい(セット)」と「0に戻しなさい(リセット)」という矛盾した命令を同時に出していることになるからです。

この状態では出力Qが0になるか1になるか決まらず、これを不定(未定義)と呼びます。さらに、両方の入力を同時に0へ戻すと、回路の動作が安定しない(どちらの値に落ち着くか予測できない)という困った問題も起きます。

身近な例えで言うと、「点けて!」と「消して!」を同時に叫んでいるようなもので、スイッチがどちらに従えばよいか分からなくなります。この禁止状態を解消するために改良されたのが、後に登場するJKフリップフロップです。

練習問題

🎯
基本情報技術者 練習問題

Q1.RSフリップフロップで S=1, R=0 を与えたときの出力 Q として正しいものはどれか。
A.Q=0 になる(リセット)
B.Q=1 になる(セット)
C.直前の値を保持する
D.不定になる(禁止)
Q2.RSフリップフロップで「使ってはいけない」とされる入力の組み合わせはどれか。
A.S=0, R=0
B.S=1, R=0
C.S=0, R=1
D.S=1, R=1
Q3.RSフリップフロップで S=0, R=0 を与えたときの動作として正しいものはどれか。
A.必ず Q=0 になる
B.必ず Q=1 になる
C.直前の出力 Q をそのまま保持する
D.出力が不定になる

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