FE EXAM

ルートディレクトリ(階層の起点)

ディレクトリ階層の最上位にある起点となるディレクトリ。

DIAGRAM
ルート(起点)
ディレクトリ
ファイル

① Unix系:唯一のルート「/」から枝分かれ

/ルートディレクトリ← すべての起点(根)homeetcusrbinlib絶対パスの例:/usr/bin(ルート「/」から始まる完全な経路)

② Unix系 と Windows のルート表記の違い

Unix系(Linux / macOS)/homeetcルートは「/」が唯一・区切りも「/」WindowsC:\D:\Usersドライブごとにルート・区切りは「\」
解説

📌
ルートディレクトリとは

/homeetcusr

ルートディレクトリとは、ディレクトリ(=フォルダ)の階層の一番上(根)にあたるディレクトリのことです。コンピュータ上のすべてのファイルやフォルダは、必ずこのルートを起点にぶら下がっています。

身近な例で考えると、1本の木の「根っこ」に似ています。幹や枝、葉(フォルダやファイル)は、たどっていけば必ず1つの根にたどり着きます。「root」は英語で「根」という意味で、まさにこのイメージです。

上の図解①を見ると、すべての枝が中央上の「/」から下へ伸びているのが分かります。どんなに階層が深くなっても、出発点は常にこのルートディレクトリ1つです。

⚖️
Unix/Windowsの表記の違い

ルートディレクトリの表記はOS(基本ソフト)によって異なります。代表的な2系統の違いを押さえておきましょう。
Unix系(Linux・macOS):ルートは「/」(スラッシュ)が唯一。階層の区切りもスラッシュを使う
Windowsドライブごとに「C:\」「D:\」のようにルートがあり、区切りは「\」(バックスラッシュ)を使う

項目Unix系Windows
ルートの数1つだけ(「/」)ドライブごと(C:\, D:\…)
区切り文字/(スラッシュ)\(バックスラッシュ)
パス例/home/taroC:\Users\taro

上の図解②を見比べると、Unix系は山が1つ(ルートが1か所)なのに対し、Windowsはドライブごとに山がいくつもある、というイメージがつかめます。どちらの方式も「ルートを起点に下へたどる」点は同じです。

🧭
絶対パスの起点

/home/taro/memo.txt起点=ルートルートから始まる完全な経路=絶対パス

ファイルの場所を指定する書き方の1つに絶対パス(=どこから見ても変わらない、完全な経路指定)があります。この絶対パスは、必ずルートディレクトリを起点として書きます。

たとえば /home/taro/memo.txt のように、先頭の「/」(ルート)から目的のファイルまでをすべて書き並べます。郵便の住所が「都道府県 → 市区町村 → 番地」と大きい単位から書くのと同じで、絶対パスも一番上のルートから順にたどります。

起点が常にルートで固定されているため、今どこのフォルダで作業していても、絶対パスを使えば同じ場所を指せます。これが、現在地を起点にする「相対パス」との大きな違いです。

練習問題

🎯
基本情報技術者 練習問題

Q1.ルートディレクトリの説明として最も適切なものはどれか。
A.ディレクトリ階層の最上位にある起点となるディレクトリ
B.現在作業の基準になっているディレクトリ
C.ファイルだけを集めた一番下の階層のディレクトリ
D.隠しファイルを保存するための特別なディレクトリ
Q2.Unix系OSにおけるルートディレクトリの表記として正しいものはどれか。
A.C:\
B.root
C./(スラッシュ)
D.\(バックスラッシュ)
Q3.絶対パスとルートディレクトリの関係として正しいものはどれか。
A.絶対パスは現在地を起点に書く
B.絶対パスはルートディレクトリを起点に完全な経路で書く
C.絶対パスにはルートディレクトリを含めてはいけない
D.絶対パスは「.」から書き始める

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