FE EXAM

QRコードリーダ(2次元コードの構造)

縦横2方向に情報を持つ2次元コードと、その読み取り装置

DIAGRAM
位置検出パターン
データ領域
誤り訂正領域
位置合わせ/タイミング

① QRコードの構造(色分け)

位置検出パターン(3隅)位置検出パターン3隅の大きな四角。向き・位置を検出データ領域実際の文字やURLを格納する部分誤り訂正領域一部が汚れても復元できる冗長データ位置合わせ / タイミング歪みを補正する小さな四角と、座標の基準になる点線縦横どちらの方向にも情報を持つ(2次元)

② バーコード(1次元)との容量比較

1次元バーコード横方向のみ / 数字を約20桁程度2次元QRコード縦横両方向 / 数字なら最大約7,000桁同じ面積でも、2方向に情報を詰められる2次元コードの方が圧倒的に容量が大きい
解説

📌
QRコードとは

縦横どちらにも情報を持つ「2次元」コード横 ↔

QRコードとは、白黒の小さな四角(モジュール)を縦横の格子状に並べて情報を表す2次元コードのことです(QR=Quick Response、素早い読み取りの意味)。スマホのカメラを向けるとURLや決済情報が読み取れる、あの四角い模様です。

普通のバーコードが「横方向のバーの太さ」だけで数値を表すのに対し、QRコードは縦と横の2方向に情報を持ちます。方眼紙のマス目を1つずつ黒く塗るか白く残すかで、文字やURLを表現していると考えると分かりやすいです。

上の図解①では、QRコードがいくつかの役割の異なる領域(赤=位置検出、青=データ、緑=誤り訂正など)から構成されている様子を色分けで示しています。一見ランダムな模様に見えますが、実はきちんと役割が決まっています。

📐
2次元コードの仕組み

QRコードは、役割の決まった複数の領域でできています。図解①の色分けに対応して、主な領域を見ていきましょう。
位置検出パターン:3隅にある大きな四角。読み取り機がコードの「向き」と「位置」を一瞬で見つけるための目印
データ領域:実際のURLや文字データを白黒のマス目で記録する部分
誤り訂正領域:データが壊れても復元できるようにする予備データ(次のカードで詳説)
位置合わせ・タイミングパターン:斜めから撮った歪みを補正したり、マス目の座標の基準を示す細かい点

3隅に位置検出パターンがあるおかげで、QRコードは上下逆さま・斜め・回転していても正しく読み取れます。これは紙の角を見て「どっちが上か」をすぐ判断できるのと同じです。1次元バーコードがほぼ真正面から狙う必要があるのと比べ、扱いがとても楽になっています。

さらに、縦横の2方向に情報を詰められるため、図解②のように同じ面積でもバーコードよりはるかに多くの情報を持てます。数字なら最大で約7,000桁、漢字を含む文章でも数百文字を1つのコードに収められます。

🛡️
誤り訂正機能

一部が汚れても読み取れる復元OK誤り訂正で補う

QRコードの大きな特長が誤り訂正機能です。これは、コードの一部が汚れたり破れたりしても、残りの部分から元のデータを復元できる仕組みのことです。データそのものに加えて、復元用の予備データ(冗長な情報)をあらかじめ埋め込んでおくことで実現します。

訂正できる量は誤り訂正レベルで4段階から選べます。レベルが高いほど壊れに強くなりますが、その分予備データが増えるため格納できる本来のデータは少なくなります。
レベルL:約7%まで復元
レベルM:約15%まで復元
レベルQ:約25%まで復元
レベルH:約30%まで復元

身近な例で言うと、穴あきのプリントでも前後の文脈から読める文章に似ています。少し文字が欠けても意味が取れるように、QRコードもデータをわざと「冗長に」持たせておくことで、図解③のようにコーヒーのシミ程度なら問題なく読み取れるのです。だからこそ屋外のポスターや汚れやすい商品でも安心して使えます。

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