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レーザプリンタ(電子写真方式)

レーザで感光ドラムに描き、トナーで定着させる電子写真方式のプリンタ

DIAGRAM
レーザ
感光ドラム
トナー
電子写真方式(感光ドラムを中心に5つの工程が回る)感光ドラム(光で電気が変わる筒)回転① 帯電ローラドラム表面を一様に帯電② レーザ(露光)当てた所の電気を消すレーザ光③ 現像(トナー)露光部にトナーが付着④ 転写トナーを紙へ移す⑤ 定着器(熱+圧力)トナーを溶かして固定→ 印刷完了

帯電 → 露光 → 現像 → 転写 → 定着 の5工程で印刷します。レーザで感光ドラムに「見えない絵(潜像)」を描き、そこにトナーを付けて紙へ移し、最後に熱で溶かして固定します。

解説

📌
レーザプリンタとは

レーザで描き、粉のトナーを熱で固定レーザドラム紙へ定着コピー機と同じ電子写真方式

レーザプリンタとは、レーザ光で「感光ドラム」という筒に絵を描き、粉状のインク(トナー)を付けて紙に転写し、熱で固める方式のプリンタです。コピー機(複写機)とまったく同じ「電子写真方式」という仕組みを使っています。

インクジェットが液体インクを吹き付けるのに対し、レーザプリンタは トナー=色の付いた極めて細かい粉を使うのが大きな違いです。この粉を、静電気の力で狙った場所だけに引き寄せて絵を作ります。

身近な例えで言うと、下敷きをこすって静電気を起こし、紙くずを引き寄せる遊びに似ています。レーザプリンタは、その「静電気で粉を引き寄せる力」を精密に制御して文字や図を描いているのです。オフィスの文書印刷で広く使われています。

📐
電子写真方式の仕組み

電子写真方式は、感光ドラム(光が当たると電気の状態が変わる筒)を中心に、次の5つの工程を順番に回しながら印刷します。

帯電ドラム表面を一様にマイナスへ帯電させる
露光レーザを当てた部分だけ電気を消す(潜像)
現像トナーがレーザの当たった部分に付着する
転写ドラムのトナーを紙へ移す
定着熱と圧力でトナーを紙に溶かし固める

ポイントは ②露光です。一様に帯電させたドラムに レーザを当てると、その部分だけ電気が抜けて「見えない絵(潜像)」ができます。次の③現像でトナーがこの部分にだけ付き、絵が見える形になります。

最後の ⑤定着では、熱と圧力でトナーの粉を溶かして紙にしっかり固めます。印刷直後の紙が温かいのはこのためです。一度ドラムに1ページ分の絵を作ってから一気に転写するので、1行ずつ吹き付けるインクジェットより高速に印刷できます。

⚖️
業務用途での利点

レーザプリンタは、オフィスや業務での大量・高速な文書印刷を得意とします。その理由を整理すると次のとおりです。
印刷が速い:1ページ分をまとめて転写するため、文書を大量に刷っても待ち時間が短い
文字がくっきり:粉のトナーを熱で固定するため、細かい文字や線が鮮明
にじみに強い:液体インクと違い乾く必要がなく、こすっても汚れにくい
1枚あたりが安い:大量に刷るほど1枚あたりのコストが下がる

一方で、本体は大きく重く、価格も高めになりがちです。また、写真のような繊細な色の表現はインクジェットの方が得意なケースが多いです。

身近な例えで言うと、レーザプリンタは「印刷工場の輪転機」のように、まとまった量を一気にこなすのが得意なタイプです。会議資料を何百枚も配る、契約書を毎日大量に出力する、といった業務シーンで力を発揮します。

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