FE EXAM

インクジェットプリンタ(インク噴射方式)

微細なインクの滴を紙に吹き付けて印刷する方式のプリンタ

DIAGRAM
ヘッド・ノズル
インクの滴
インクジェット印刷の原理(ヘッドが横に動きながらインクを吹き付ける)① インクタンクCMYKシアン・マゼンタ・イエロー・黒の液体インク② 印字ヘッド(左右に移動)ヘッド← ヘッドが横に往復 →③ ノズル(微細な穴)から滴を噴射微細なインク滴(数ピコリットルの粒)④ 紙に着弾して点(ドット)になる無数のドットが集まって文字や写真になる紙は下方向へ送られる ↓

インクタンクの液体インクを印字ヘッドへ送り、横に動くヘッドのノズルから微細な滴を噴射。紙に着弾した無数のドットが集まって文字や画像を形作ります。

解説

📌
インクジェットとは

ノズルから滴を吹き付けて点を打つノズル紙のドット

インクジェットプリンタとは、液体のインクを微細な滴(しずく)にして、紙に直接吹き付けて印刷する方式のプリンタです。「ジェット(jet)」は「噴射」という意味で、その名のとおりインクを噴き出して点を打っていきます。

身近な例えで言うと、霧吹きスプレーをごく小さく精密にしたものと考えると分かりやすいです。1滴は数ピコリットル(1兆分の数リットル)という極めて小さな粒で、これを紙の狙った位置に正確に飛ばします。

家庭用プリンタの主流方式で、本体が安く写真もきれいに印刷できるのが特長です。上の図解では、インクタンク → 印字ヘッド → ノズル → 紙、という流れを順番に示しています。

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印刷原理

インクジェットの印刷は、おおまかに次の流れで進みます。
① インクタンク:シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・黒(K)の液体インクを蓄える
② 印字ヘッド:紙の上を左右に往復しながらインクを供給される
③ ノズル:ヘッドに並んだ微細な穴。ここから滴を噴射する
④ 着弾:紙に当たった滴が点(ドット)になり、無数のドットで絵を作る

ノズルから滴を飛ばす力の作り方には、主に2つの方式があります。
サーマル方式(熱):インクを瞬間的に加熱して気泡を作り、その膨張で滴を押し出す
ピエゾ方式(圧電素子):電圧で変形する素子の力で、インクを機械的に押し出す

色を表現する仕組みも知っておくと理解が深まります。CMYK の4色のドットを重ねたり、密度を変えたりすることで、たくさんの色や濃淡を表現します。これは絵の具を混ぜて色を作るのに似た「減法混色=色を重ねるほど暗くなる混ぜ方」です。1インチあたりのドット数(dpi)が多いほど、きめ細かく印刷できます。

⚖️
レーザとの比較

もう一つの代表的な方式であるレーザプリンタ(粉のトナーを熱で定着させる方式)と比べると、それぞれの得意・不得意がはっきりします。

項目インクジェットレーザ
印刷材料液体インク粉末トナー
本体価格安い高め
印刷速度遅め速い(大量向き)
写真品質得意(高品質)やや苦手
ランニングコスト高め(インク代)安め(大量印刷)

使い分けの目安は次のとおりです。
写真・年賀状・カラー中心で枚数が少ない → インクジェットが向く
文書を大量に高速で印刷したい → レーザが向く
本体を安く始めたい → インクジェットが向く

身近な例えで言うと、インクジェットは「絵筆で丁寧に色を載せる」イメージ、レーザは「判子で一気に押す」イメージです。少量の高品質印刷ならインクジェット、大量の文書印刷ならレーザ、と覚えておくと選びやすくなります。

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