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マルウェア(悪意あるソフトウェアの総称)

利用者に害を与える目的で作られた悪意のあるソフトウェアの総称。

DIAGRAM
ウイルス
ワーム
トロイ
ランサム
マルウェア = 悪意あるソフトウェアの総称マルウェアmalicious softwareウイルス他のファイルに寄生して感染単独では動けないワーム単独で自己複製し自律的に拡散寄生しないトロイの木馬正規ソフトを装い裏で悪事を働く感染を広げないランサムウェアデータを暗号化し身代金を要求ransom=身代金共通する対策ウイルス対策ソフト ・ OSとソフトの更新不審なファイル・リンクを開かない ・ バックアップ感染の仕方や目的は違うが、すべて「害を与える」点が共通
解説

📌
マルウェアとは

malicious + software = malwaremalicious悪意のある+softwareソフトウェア害を与える目的で作られたプログラム全般

マルウェア(malware)とは、利用者に害を与える目的で作られた悪意のあるソフトウェアの総称です。英語の malicious(悪意のある)と software(ソフトウェア)を合わせた言葉です。

ウイルス・ワーム・トロイの木馬・ランサムウェアなど、悪さをするプログラムは数多くありますが、それらをまとめて「マルウェア」と呼びます。よく「ウイルス」が悪いプログラム全体の代名詞として使われますが、正確にはウイルスはマルウェアの一種です。

身近な例で考えると、「害虫」という言葉に似ています。ゴキブリも蚊もシロアリも、種類は違っても「人に害を与える虫」としてまとめて害虫と呼びますね。上の図解で、マルウェアの傘の下にさまざまな種類があることを確認してください。

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主要な種類

マルウェアは「感染の広げ方」や「目的」によって種類が分かれます。代表的なものを表で整理しましょう。

種類特徴
ウイルス他のファイルに寄生して感染を広げる。単独では動けない
ワーム単独で自己複製し、ネットワーク経由で自律的に拡散する
トロイの木馬正規ソフトを装って潜入し、裏で悪事を働く
ランサムウェアデータを暗号化して使えなくし、復元と引き換えに身代金を要求する

ウイルスとワームの違いがよく整理のポイントになります。ウイルスは他のファイルに寄生しないと存在できないのに対し、ワームは自分だけで増殖して勝手に広がる点が大きく異なります。

トロイの木馬は、ギリシャ神話の「兵士を隠した木馬」が由来です。便利そうなアプリやファイルのふりをしてユーザー自身に取り込ませ、内部から悪さをします。ランサムウェアの ransom は「身代金」という意味で、データを人質に取る攻撃です。

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共通する対策

4つの基本対策対策ソフト導入OS・ソフト更新不審物を開かないバックアップ

マルウェアは種類が多いものの、基本的な対策は共通しています。以下の4つを押さえておけば、ほとんどの被害を大きく減らせます。


ウイルス対策ソフトの導入:マルウェアを検知・駆除する。定義ファイル(最新の手口リスト)を常に更新する
OS・ソフトの更新:欠陥(セキュリティホール)をふさいで侵入口をなくす
不審な物を開かない:出所不明の添付ファイルやリンクをクリックしない
バックアップ:万一感染しても、別の場所に保存したデータから復旧できるようにする

とくにバックアップはランサムウェア対策として有効です。データを人質に取られても、別の場所に控えがあれば身代金を払わずに復旧できます。上の図解の4つの対策をセットで覚えておくとよいでしょう。

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マルウェアはどこから来るか

あなたのPCメール添付不正サイトUSBメモリ脆弱性の悪用

マルウェアはどこかから「入ってくる」ことで感染が始まります。主な侵入経路は次の4つです。


メールの添付ファイル・リンク:無害に見えるファイルやURLが感染源になる。開いた瞬間に動き出す
不正・改ざんされたWebサイト:ページを表示するだけでダウンロードが始まることもある(ドライブバイダウンロード)
USBメモリなど外部記録媒体:感染した端末に挿したUSBを別の端末でも使うと感染が広がる
ソフトウェアの脆弱性を突く:OSやアプリの欠陥(=脆弱性)を使って、利用者の操作なしに侵入する

なぜ脆弱性を定期的に修正する必要があるのか──それは、攻撃者がこの欠陥を見つけて入り込む「裏口」として悪用するからです。OSやアプリを最新に保つことは「裏口の鍵を新しくし続ける」行為です。古いバージョンのままにしておくと、既に公開された欠陥を使って侵入されるリスクが高まります。

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感染に気づくサイン

動作が急に重くなる知らないファイルが増える通信量が急増する対策ソフトが無効化されるおかしいと思ったらすぐネットワークから切り離す

マルウェアに感染すると、PCの振る舞いに異変が現れます。代表的なサインを知っておくと、早期発見につながります。


動作が急に重くなる・フリーズが増える:マルウェアが裏でCPUやメモリ(処理資源)を使い続けているため
身に覚えのないファイルやソフトが増える:ウイルスが複製した感染ファイルや、勝手にインストールされたソフトの可能性がある
通信量が急に増える:ワームが外部に自己コピーを送っていたり、外部の攻撃者にデータを送り出したりしている場合がある
対策ソフトが突然無効化される:一部のマルウェアは、発見されないように対策ソフトそのものを止めようとする

なぜ早めに切り離すことが大事か──感染したままネットワークにつなぎ続けると、他の端末へも感染が広がってしまうからです。異変を感じたらまずLANケーブルを抜く・Wi-Fiをオフにして孤立させ、被害の範囲を最小限に抑えてから専門家や対策ソフトで調べます。

練習問題

🎯
基本情報技術者 練習問題

Q1.「マルウェア」の説明として最も適切なものはどれか。
A.利用者に害を与える目的で作られた悪意のあるソフトウェアの総称
B.システムを高速化するための便利なソフトウェア
C.データを暗号化して安全に保管する正規ソフトウェア
D.プログラムの動作を記録する開発ツール
Q2.他のファイルに寄生して感染を広げるマルウェアはどれか。
A.コンピュータウイルス
B.ワーム
C.トロイの木馬
D.スパイウェア
Q3.マルウェアへの対策として適切でないものはどれか。
A.ウイルス対策ソフトを導入し定義ファイルを最新に保つ
B.OSやソフトウェアを最新の状態に更新する
C.出所不明の添付ファイルやリンクを開かない
D.ウイルス対策ソフトを無効にして動作を軽くする

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