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BI(ビジネスインテリジェンス)

企業のデータを分析し経営の意思決定に役立てる手法やシステム。

DIAGRAM
業務システム
DWH(蓄積)
分析・可視化
意思決定
BI の流れ:散らばったデータを集めて分析し、経営判断へつなげる① 業務システム販売管理在庫管理会計② データウェアハウスDWH時系列で蓄積整理してためる倉庫③ 分析・可視化OLAP・ダッシュボード多角的に集計・グラフ化④ 経営の意思決定戦略・改善に活かすバラバラの業務データを「集めて → 蓄積して → 分析し → 判断に使う」までの一連の仕組み
解説

📌
BIとは

蓄積データ → 分析 → 経営判断データ分析判断

BI(ビジネスインテリジェンス)とは、企業に蓄積されたデータを集めて分析し、経営の意思決定に役立てる手法やシステムのことです。「インテリジェンス」は「知見・洞察」という意味で、データから判断材料を引き出すことを指します。

身近な例で考えると、家計簿アプリに似ています。日々の支出を記録するだけなら単なるデータですが、「今月は外食が多かった」「光熱費が去年より増えた」とグラフで見せてくれると、「来月は外食を減らそう」という判断につながります。BIはこれを企業の経営規模で行う仕組みです。

上の図解のように、BIの本質は「データを貯めること」ではなく「貯めたデータを判断に変えること」にあります。販売・在庫・会計などバラバラの業務データを1か所に集め、分析・グラフ化して、経営者や担当者がすばやく意思決定できるようにします。

📌
構成要素

BIは1つの道具ではなく、いくつかの要素を組み合わせた仕組みです。データが流れていく順番にそって、主な構成要素を見ていきましょう。上の図解の番号と対応しています。

構成要素役割
データソース販売・在庫・会計など、元となる業務システムのデータ
ETLデータを抽出・変換・整形してDWHへ取り込む処理
DWH(データウェアハウス)分析用にデータを時系列で蓄積する倉庫
OLAP集計済みデータを多角的に切り替えて分析する仕組み
ダッシュボード分析結果をグラフや表で見やすく表示する画面

少し聞き慣れない用語を補足します。
ETLExtract(抽出)・Transform(変換)・Load(取込) の頭文字。形がバラバラな業務データを、分析しやすい形にそろえてDWHへ運ぶ処理です
OLAP(オーラップ):「商品別」「地域別」「月別」など、見たい切り口をその場で切り替えて集計できる分析方式です
ダッシュボード:車の運転席のメーター盤のように、重要な数字をひと目で把握できる画面のことです

つまりBIは、「データソースから集め(ETL)→ DWHにため → OLAPで分析 → ダッシュボードで見せる」という一連の流れで成り立っています。

📌
DWHとの関係

DWH = 食材庫 / BI = 料理して提供DWHためる土台BI分析して見せる

BIを語るうえで欠かせないのがDWH(データウェアハウス)です。DWHとは、分析のために業務データを長期間ためておく専用の倉庫のことで、BIの「土台」となる存在です。

両者の関係を整理すると次のとおりです。
DWH:分析しやすい形でデータを「ためる」場所
BI:DWHにたまったデータを「分析して判断に使う」仕組み全体
・関係:BIはDWHを情報源として活用する。DWHがなくてもBIは成り立ちますが、大量データを扱うなら通常DWHとセットで使われます

身近な例で考えると、レストランの食材庫と料理人の関係に似ています。DWHは新鮮な食材を整理してためておく「食材庫」、BIはその食材を選んで調理し、見栄えよくお客さんに出す「料理人」です。食材があっても料理されなければ価値が伝わらないように、DWHにためたデータも、BIで分析して見せて初めて意思決定に役立ちます

練習問題
Q1.BI(ビジネスインテリジェンス)の説明として最も適切なものはどれか。
Q2.BIにおいて、分析のために業務データを時系列で蓄積する倉庫の役割を担うものはどれか。
Q3.BIにおける「OLAP」の役割として最も適切なものはどれか。

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